朝日選書<br> 「世間」論序説―西洋中世の愛と人格

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朝日選書
「世間」論序説―西洋中世の愛と人格

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022597328
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C0322

内容説明

「世間」と「社会」はどうちがうか?初期キリスト教の時代、北欧のサガの世界、トゥルバドゥールの宮廷恋愛など、ヨーロッパ精神の歩みを、日本人の「世間」と対比しつつ鮮やかにとらえる。

目次

1 世間と社会(世間の中の一人として;どのような世間に立脚しているのか ほか)
2 個人と人格の成立について(個人と人格のありかた;人格を求めて―アーロン・グレーヴィッチの問題提起 ほか)
3 神判の世界とケガレ(公と私の逆転;いまも呪術的な世界が―日常生活の次元で ほか)
4 西欧における愛のかたち(「愛」、その実質;プラトンと初期キリスト教における愛 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

waka33

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日本は西洋から輸入された社会と古来からの世間との2本立てで、当然世間の方が日本人に馴染んでいる、今までもなんとなく感じていたことがはっきり整理されました。「社会」を前提とした制度の中でも、日本人が形成する以上、「世間」が幅を利かせる、この矛盾が窮屈さを感じさせるんですね。後半の西洋の愛についての話は、難しくて「愛ってなんだろう‥」という大いなる疑問がひたすら頭の中を回り続けました。2013/11/13

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