内容説明
「安全な医療」のためには?現場の個人の追及だけでは解決しない。組織・システムとしての問題と考えよう。実例検証をもとに、組織安全学の勧めを説く。
目次
第1部 医療事故を理解するために(医療事故研究元年;医療事故の現状;裁判でできること、できないこと)
第2部 医療事故の原因を探る(医療事故はなぜ起こるのか;医療事故を招く組織の失敗)
第3部 医療事故を繰り返さないために(事故防止、個から組織へ;期待される事故調査;信頼・納得できる医療の条件;患者にも医療者にも欲しいサポートシステム;医療に安全文化を)
著者等紹介
山内桂子[ヤマウチケイコ]
1977年九州大学教育学部卒業。専攻は医療社会心理学。現在、国立小倉病院附属看護助産学校講師(心理学)、産業医科大学医学部医療科学講座訪問研究員。著書・訳書に『医療事故』(共訳・ナカニシヤ出版)、『人間関係事例ノート』(共著・ナカニシヤ出版)など
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