失敗したアメリカの中国政策―ビルマ戦線のスティルウェル将軍

失敗したアメリカの中国政策―ビルマ戦線のスティルウェル将軍

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  • サイズ B6判/ページ数 607,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022569325
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C0022

内容説明

ルーズヴェルトと蒋介石の思惑と相互軽視、アイゼンハワー、マッカーサーの陰に潰された将軍の悲劇―。

目次

第1部 中国を知りつくすアメリカ人将校(ある将校の出自;革命への訪問者―一九一一年の中国;世界大戦―サンミエルと山東半島 ほか)
第2部 ビルマの失陥と回復(準備へ猛進―一九三九~四一年;「行けといわれれば、どこにでも」―一九四一年十二月~四二年二月;「どえらい敗北」―一九四二年三月~五月 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スカイバニラ

15
中国・インド・ビルマ戦区米陸軍司令官兼中国戦区(総司令蒋介石)の参謀長スティルウェルの生涯を通して20世紀前半のアメリカの対中国政策についての本。マーシャル陸軍参謀総長とは厚い友情に結ばれ、パットンのように闘争心に溢れ非常に有能な軍人であり、英国嫌いで気に入らない相手には手記の中で変な渾名を付け、性格にやや難のあるスティルウェル将軍。この方、非常にメモ魔だったらしく本書は彼のメモや手記を通じて当時彼が関わった人々の人柄をスティルウェル将軍というレンズを透して覗き見る事が出来ます。2012/11/28

フンフン

3
ヤルタ会談でソ連に満州を与えることにしたのなら、なんのために日本による満州支配に抗議などしたのだろうか?日本が満州と中国を支配した方が、中国であれソ連であれ、共産主義者がこの地域を支配するよりはましではなかったろうか?こうした疑問は、冷戦時代に繰り返し蒸し返されることになった。自由と民主主義を掲げ、中国に門戸開放と機会均等をもたらそうとした米国が、腐敗した独裁政権である蒋介石をどこまでも支持せざるを得なかった過程があますところなく描かれる。2013/09/12

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