内容説明
西郷、ついに赦免、中央に復帰を果たす!薩摩藩の大舵を握った西郷は冷静に中立を守る。一方、八月十八日の政変で勅勘を蒙った長州藩の朝廷工作は執拗をきわめ、ついに蛤御門の戦いへ、長州勢は惨敗して国許へ―。
著者等紹介
海音寺潮五郎[カイオンジチョウゴロウ]
1901(明治34)年、鹿児島県生まれ。国学院大卒。中学校教師のかたわら創作活動を続け、1929(昭和4)年に「うたかた草紙」が『サンデー毎日』大衆文芸賞に入選し、作家活動に入る。1936年「天正女合戦」「武道伝来記」で直木賞を受賞。『柳沢騒動』『赤穂義士伝』『茶道太閤記』などを発表して歴史小説に道を拓く。1968年に菊池寛賞を受賞。1973年に文化功労者に選ばれ、1977年に日本芸術院賞を受賞。同年、病没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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