内容説明
沖永良部へ遠島となった西郷の「敬天愛人」の生活。中央へ乗り出した島津久光の野望と薩長の軋轢―。寺田屋騒動から生麦事件までを描く。
著者等紹介
海音寺潮五郎[カイオンジチョウゴロウ]
1901(明治34)年、鹿児島県生まれ。国学院大卒。中学校教師のかたわら創作活動を続け、1929(昭和4)年に「うたかた草紙」が『サンデー毎日』大衆文芸賞に入選し、作家活動に入る。1936年「天正女合戦」「武道伝来記」で直木賞を受賞。『柳沢騒動』『赤穂義士伝』『茶道太閤記』などを発表して歴史小説に道を拓く。1968年に菊池寛賞を受賞。1973年に文化功労者に選ばれ、1977年に日本芸術院賞を受賞。同年、病没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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