出版社内容情報
95年、14人抜きでソニー社長に抜擢された出井伸之氏。瀕死の状態だったソニーを立て直し、コーポレート・ガバナンス改革などさらなる改革に突き進む。だが、待ち受けていたのは、さらに厳しい局面であった。国家と民間企業との関係など興味深い話が満載。
内容説明
グローバル企業経営者は、何を考え、何を変え、そして今、何を目指すか。
目次
第1章 原点
第2章 半導体がもたらした構造変化
第3章 改革の苦闘
第4章 新しい価値の創造
第5章 激変
第6章 過渡期のジレンマ
第7章 未来に向けて
著者等紹介
五百旗頭真[イオキベマコト]
1943年、兵庫県生まれ。防衛大学校長。京都大学大学院法学研究科修士課程修了。広島大学助教授、米ハーバード大学客員研究員、神戸大学教授などを経て、現職。専門は日本政治外交史
伊藤元重[イトウモトシゲ]
1951年、静岡県生まれ。東京大学大学院経済学研究科教授、総合研究開発機構(NIRA)理事長。米ロチェスター大学大学院経済学研究科博士課程修了(Ph.D.)。専門は国際経済学
薬師寺克行[ヤクシジカツユキ]
1955年、岡山県生まれ。月刊「論座」編集長、京都大学客員教授。東京大学文学部卒業。79年、朝日新聞社入社。東京本社政治部、米ヘンリー・スティムソン・センター客員研究員、論説委員などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ハンギ
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2007年出版。ソニーの社長・会長を勤めた、出井伸之のインタビュー本。インタビュアーが豪華だったから買ってみた。出井さんが入社してきた頃と比べ、その時の1年の売上げが現在は1日の売上げ高という。いかにソニーが大きくなったか、ということだろう。売上げで3兆円を超え(2012年では6兆円規模)、出井さんが語っているように、ソニーなどの大企業は、もはや財閥と言った方がいいのではないか。財閥という言葉を肯定的に捉えていたのが印象的だった。森内閣でIT戦略会議の議長を務め、日本のIT化にも貢献したらしい。2013/02/11