目次
マンハッタン考古学
平川英二氏の二十二年
ブルックリン橋
橋をわたりつつ
ウィリアムズバーグの街角
ハリスの墓
コロンビア大学
ドナルド・キーン教授
角田柳作先生
御伽草子
ハドソン川のほとり
学風
日本語
奈良絵本
ホテルと漱石山房
さまざまな人達
著者等紹介
司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
1923年大阪府生まれ。大阪外事専門学校(現大阪外国語大学)蒙古科卒業。60年『梟の城』で直木賞受賞。75年芸術院恩賜賞受賞。93年文化勲章受章。96年死去。主な作品に『国盗り物語』(菊池寛賞)、『世に棲む日日』(吉川英治文学賞)、『ひとびとの跫音』(読売文学賞)、『韃靼疾風録』(大佛次郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tadashi_N
26
司馬遼太郎さんにとって、ニューヨーク=コロンビア大学=鬼怒鳴門2019/03/02
barcarola
7
海外編は、読むに当たって要求される知識が少ない(ように思える)こともあって、楽に読了できる。さて、しばらく前に「ドナルド・キーンって何をした人?」と聞かれたことがあって、「日本研究家」としか答えられなかったが、本書で随分詳しくなった。2023/01/15
春ドーナツ
2
喫茶店では、いつも音楽を聴きながら本を読んでいる。司馬さんのエッセイ集としっくり馴染んでいたのは、チャップリンの「La Violetera」でした。読了後、海外篇を拾い読みしていきたいなと思う。旅の臨場感は希薄だけれども司馬さんの蘊蓄に耳をすますのが心地よかったから。余談ですが、ついに「ワイド版」に手を出してしまった。恩恵有。今、文庫本を読み始め、活字の小ささに四苦八苦しております。2016/01/16
ハクゴ
0
ニューヨークの街々の歴史を語る。私も住んだことがあるが毎日NYの街を歩きながら歴史の事などあまり考えなかった。それで考えさせられたのは今日自分が歩いている道にも歴史があるわけでその歴史はどこかに残っているのだろうか?そもそも歴史というのはどうやって伝えられるのか?書物があれば良いがそれはほんの一部だ。写真とかもある。言葉の中に残っていたり歌や習慣の中に歴史が残っている事もあるだろうが普段は全く気がつかない。もし気がつけばそれは一種の過去とのコミュニケーションではないかなどと徒然に考えた。2016/12/29