岩波現代文庫
はたらく若者たち―1979~81

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  • サイズ 文庫判/ページ数 340p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006031015
  • NDC分類 916
  • Cコード C0136

内容説明

かつて日本人は勤勉だった。切削油の匂い、坑道にたちこめる炭塵、甲板に照りつける真夏の太陽、闇に浮かぶレールの鈍い光、滴り落ちる汗、酌み交わしたコップ酒…そんな情景に、はたらく若者たちの秘かな吐息が聞こえる。労働現場にとびこみ寝食を共にして書き上げたノンフィクション作家若き日の労作。働かない時代の若者たちに捧ぐ。

目次

潮風匂う男たち
長距離便
原生国有林
二一〇キロの下
泥の世界
システム・エンジニア
憂鬱なる鉄鋼王国
ネジ工場
延縄漁船
ジョッキー渡世
猪飼野暮らし
地下労働者
ガス突出
下請組夫の歌

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hsemsk

0
三十年経ってもここに書かれているような状況から変わっていないですね。却ってひどくなってるのかも2014/02/27

苦虫

0
自動車絶望工場のショートショート版って感じかな。基本、ホワイトカラー以外の肉体労働系。SEは別だけど。ディスクジョッキーを扱ったのは面白い。物語ちっくになっているものの、忠実に誠実に働く若者を描き出していると思う。胸に迫るものがあった。時代は30年以上まえなのに、変わらないものも多くあるんだと実感。2012/12/28

アレ

0
名著2011/02/11

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