岩波現代文庫<br> 日本軍の治安戦―日中戦争の実相

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岩波現代文庫
日本軍の治安戦―日中戦争の実相

  • 笠原 十九司【著】
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  • 岩波書店(2023/12発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 366p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006004712
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0121

出版社内容情報

治安戦とは、占領地、植民地の統治の安定を確保するための戦略、作戦、戦闘、施策の総称である。日本軍が行った治安戦(三光作戦)の過程を丹念に辿り、加害の論理と被害の記憶から実相を浮彫にする。解説=齋藤一晴。

内容説明

治安戦とは、占領地、植民地の統治の安定を確保するための戦略、作戦、戦闘、施策などの総称である。日本軍がおこなった治安戦(三光作戦)の発端・展開・変容の過程を丹念に辿り、加害の論理と被害の記憶からその実相を浮彫りにする。現在のウクライナ戦争やパレスチナ問題などを考える上でも示唆に富む一冊。

目次

プロローグ 山西省の治安戦における宮柊二と田村泰次郎
第1章 日中戦争のなかの治安戦(日中戦争の開始;一九三八年の作戦と戦闘;一九三九年の作戦と戦闘;華北における治安工作の開始)
第2章 華北の治安工作と「第二の満州国化」(北支那方面軍の治安粛正計画;北支那方面軍の軍政実施;華北の「第二の満州国化」;華北における治安戦の開始)
第3章 百団大戦と治安戦の本格化(一九四〇年の作戦と戦闘;百団大戦の衝撃;なぜ百団大戦が発動されたか;報復としての治安戦の本格化)
第4章 アジア・太平洋戦争と治安戦の強化(一九四一年の作戦と戦闘;華北の総兵站基地化;汪精衛政権下の清郷工作;開南島における海軍の治安戦;本土防衛のための中国戦場)
第5章 治安戦の諸相―加害者の論理と被害者の記憶(華北における治安戦の全体像;掃蕩作戦と「収買作戦」―山西省;無住地帯(無人区)と経済封鎖―河北省
細菌戦―山東省
三光作戦の被害概数)
エピローグ 対日協力者=漢奸たちの運命はどうなったか

著者等紹介

笠原十九司[カサハラトクシ]
1944年群馬県生まれ。東京教育大学大学院修士課程文学研究科東洋史学専攻中退。都留文科大学名誉教授。中国近現代史、日中関係史、東アジア近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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aeg55

3
『日本軍の治安戦』そのタイトル名から残虐行為の一次資料の記述が並べられ続けられているのかと思っていたので避けていたが、きちんとした論考、バランスの取れた論考の良書であった。 (序章でかなりおなかいっぱいになるが) 文庫版あとがきにある、著者によるウクライナ戦争との対比があるが、2024年の今読むと、イスラエルによるガサでの殺戮が『日本軍の治安戦』をほぼ忠実に再現してると思わずにはいられない。 治安活動と称し戦争を肯定したのは、大日本帝国であったと再認識したのであった。2024/06/07

たつみ

2
本論からは外れるけど、731部隊が細菌戦で日本軍自身に被害を与えたり、細菌戦実施地帯に敢えて防疫訓練の名目で日本軍兵士を送り込んで被害を出したりしていて、731部隊自身が防疫面で日本軍のために全く役に立ってなかったこともわかった。この伝統が現在も脈々と活き続けているなら、コロナ対策が今こうなっている理由もよくわかる2024/01/31

Go Extreme

1
日中戦争のなかの治安戦: 日中戦争の開始 盧溝橋事件 治安維持工作 1938年長期総力戦へ 1939年天皇制集団無責任体制 華北における治安工作の開始 華北の治安工作と「第二の満州国化」: 北支那方面軍・治安粛正計画・軍政実施 百団大戦と治安戦の本格化: 1940年日本南進へ 百団大戦の衝撃 報復としての治安戦本格化 アジア・太平洋戦争と治安戦強化: 1941年強硬派・対米開戦決定 華北の総兵站基地化 本土防衛のための中国戦場 治安戦の諸相―加害者の論理と被害者の記憶 対日協力者=漢奸たちの運命2024/02/22

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