内容説明
アジアの平和と安定のために、日本がとるべき道は何か?民主化、高度成長、その歪みと克服、…自らの戦後の歩みから、学ぶべきでしょう。多くの課題に取り組みながら、独自の資本主義や企業文化をつくりあげ、さらに3・11からは新しい課題にも直面しています。その歩みをたどり、アジア諸国との共生の方法を考えます。
目次
1 戦後の復興と民主化(日本の戦争経験から何を学ぶか;政治と経済の民主化;戦後復興期の経済運営)
2 高度経済成長とそのひずみ(政治の季節;予想を上まわる高度経済成長;高度成長がもたらしたひずみ)
3 日本型資本主義の特徴(アメリカ人の見た「日本が高度成長を実現した要因」;アメリカ人の知らない日本型資本主義の特徴;鉄道文化―社会文化と企業文化の結合;バブル経済の発生と崩壊)
4 企業の知恵とロマン(経済成長を支えた企業システムと企業文化;日本型経営の欠点;日本型経営の変容;経営者に見る創意工夫と志)
5 平和共生のアジアへ(中国とどうつきあうか;日本のODAとアジア;アジアで共有する理念)
著者等紹介
石原享一[イシハラキョウイチ]
1949年鳥取県生まれ。1977年一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学博士。1982年からアジア経済研究所、在中国日本大使館、香港大学アジア研究センター、カリフォルニア大学バークリー校東アジア研究所などの研究員。1996年から神戸大学大学院国際文化学研究科教授。2013年から北海商科大学大学院教授。神戸大学名誉教授。専門は、アジア経済、国際政治経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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