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岩波新書
未来への記憶―自伝の試み〈下〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004307082
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

豊かな臨床経験に立脚して,人の生き方や社会についてさまざまな示唆を与え続ける著者が,家族のこと,青春の夢と屈折,修業時代の逸話などをまじえて自らの半生を語る.臨床心理学者・河合隼雄が誕生するまでの軌跡.上巻は幼少期から心理学に目覚めるまで.下巻は米国留学とユング研究所で分析家の資格を得るまで.

内容説明

現代社会の諸現象を見事に解読し、さまざまな示唆を与え続ける臨床心理学者・河合隼雄は、いかにして誕生したのか。学問としての心理学を求めて渡った米国で自己の中の「日本」を再発見した著者は、ユング派の分析家の資格を得るべく家族をともなってスイスへ。豊かな出会いと発見、そして著者自身の成長の軌跡が、生き生きと語られる。

目次

4 異文化のなかの出会い―アメリカ留学時代
5 分析家への道―ユング研究所での三年

著者等紹介

河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年、兵庫県に生まれる。1952年、京都大学理学部卒業。1965年、ユング研究所(スイス)よりユング派分析家の資格を取得。専攻、臨床心理学。現在、国際日本文化研究センター所長、京都大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mizhology

7
河合先生が自伝を遺してくれていて本当にありがたい。感性の感度の似ている人は、表現法が違っても集まるようになってるんだなぁとも。シンクロニシティなのか…。ご本人は亡くなられているけど、まだまだ未読の本があるし、影響されてる方も本を出してるのがありがたい。じっくり読んでいこうとおもいます。2013/03/07

よし

5
下巻は.米国留学とスイスのユング研究所時代。ク口ッパー先生の講義に熱中し、彼の人となりにますます惹かれていく。。スイス時代の出会いもすごい。例えば、リックリンの「日本の魂はどこへ行った」のー言。ニジンスキー夫人の日本語教師.体験。マイヤー、ヤコービ・フレーなど多大な影響を与えた人達.との出会いに対して…「これをアレンジしたのはだれか?」・その「答えは門処に在り」。筆者は、‥ユングを‥でなく.ユングから日本の「未未への記憶」をー生涯のテーマとしていく。出会いが人を作っていく。2015/01/29

暗頭明

5
しかし、ある時期に自分の内界のことに集中するのはいいことだと思います、人間を理解するためにはね。外界と隔絶されたような生き方ですからね。p.1752014/09/10

kana

5
ユング研究所の独特の雰囲気を河合さんの視点から身近に知られて、読んでいて楽しかったです。 バイリンガルと分裂症に関する考察は、帰属する場所の重要性を感じました。2012/09/28

MasakiZACKY

3
河合隼雄の自伝。留学。ユング研究所。2013/03/13

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