岩波新書<br> 山の自然学

岩波新書
山の自然学

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  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004305415
  • NDC分類 454.5
  • Cコード C0244

出版社内容情報

お花畑や湿原,雪渓や広大な砂礫高原,急峻な崖や切り立った鋭い痩せた尾根-日本の山は変化に富み,次から次に多彩な風景が現れる.この自然はどうしてきたのか?日本各地の山々の豊かな自然を存分に語る.

内容説明

お花畑を楽しんでいると雪渓があらわれ、岩のゴロゴロした道があるかと思えば、両側の切り立った鋭い痩せた尾根に出たりする。多彩な美しさに満ちた日本の山の自然はどうしてできたのだろうか?日本各地の山をとりあげて、植物分布や地形・地質の不思議を存分に語った自然学入門。山歩きがいっそう面白くなる!収録図版多数。

目次

永河時代の植物群―礼文島・東ヌプカウシヌプリ
火山と永久凍土―大雪山
端正な氷河地形と豊かな高山植物―日高山脈
ブナ林が貴重である理由―白神山地・真昼山地
森林限界がなぜ低いか―早池峰山
コマクサと樹林と湿原と―岩手山・八幡平
残雪そして偽高山帯―月山・飯豊山・鳥海山
雪崩がつくる滑り台―谷川岳・御神楽岳・越後三山
湿原と自然保護―尾瀬ヶ原・戦場ヶ原
風食地形と植物相―平標山・羽後朝日岳〔ほか〕

著者等紹介

小泉武栄[コイズミタケエイ]
1948年長野県生まれ。東京学芸大学卒業。東京教育大学大学院修士課程修了。東京大学大学院博士課程単位取得。理学博士。現在、東京学芸大学教授。専攻は自然地理学、地生態学、第四紀学
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感想・レビュー

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翔亀

43
学術派の登山ガイドブックと言ってよいだろう。「知的登山」と本人は称しているがこの言い方は好きではない。本人は山歩きが好きでたまらないらしくまさに山行記であり、わざわざ<知的>と称するまでもないだろう。山行記としていいところは、森の垂直分布が山ごとに描写されていて、大いに参考になることだ。垂直分布は実際には山によって違っていて教科書的な説明があてにならないことがよくわかる。さらに地質により垂直分布や高山植物の分布が異なることは著者独自の卓見だ。日本アルプスを中心に50山以上。本書を携え山に行くのだ。2016/07/18

Satoshi

10
新型コロナウイルスのせいで山に行けないので、本書を読んで心の準備をする。地質学だけでなく、高山植物についても詳しく記されており、登山への想いがさらに湧いてきた。本書で白神山地がなぜ世界遺産に登録される程に貴重なのか、谷川岳でなぜ遭難事故が多発するのかなどといった素朴な疑問が解消された。2021/03/05

misui

9
山の自然がどうして成り立っているかを考えていくと、地質、地形、気候、植生、動物などなど、様々な要因が複雑に絡み合う様を見ることができる。たとえば山で蝶に出会ったとして、そこには蝶の食草があり、食草が生える環境があり、環境を生み出す地形があり…と際限なく広がっていく。そうした諸分野を総合して「山の自然学」と位置づけている。この姿勢で自然に接すれば隠れた物語をいくらでも見つけられそうだ。ちょっと興奮する。2015/05/07

かもすぱ

4
どうしてこの山はこんな形をしてこんな花や木が生えているのか、総合的な地学知識で解き明かす。いわば山のブラタモリ。なんでこの山だけこの種類の樹木が分布しているの?とか標高が高くないわりに高山植物が分布しているの山があるの?とかの謎解きをしていくかんじ。面白い。山を見る目が変わります。2018/12/25

鉄鍋

2
具体的なイメージがいまいちだったが山の存在個性が豊富で次に登山したときの着眼点が変わっていることが楽しみだ。2014/08/01

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