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岩波新書
高杉晋作と奇兵隊

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  • サイズ 新書判/ページ数 208,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004203179
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0221

出版社内容情報

開国か攘夷かをめぐって国中が沸きかえっていた文久三年,長州藩士高杉晋作の手で一つの奇妙な集団が組織された.その名は奇兵隊.農民や町人の志願兵をふくむこの軍隊は,その後続々と藩内に生まれた諸隊の中核として,幕末から明治にかけての激動のなかで,大きな歴史的役割を果していく.長州諸隊の活動を通して描かれた明治維新像.

内容説明

開国か攘夷かをめぐって国中が沸きかえっていた文久三年、長州藩士高杉晋作の手で一つの奇妙な集団が組織された。その名は奇兵隊。農民や町人の志願兵をふくむこの軍隊は、その後続々と藩内に生まれた諸隊の中核として、幕末から明治にかけての激動のなかで、大きな歴史的役割を果していく。長州諸隊の活動を通して描かれた明治維新像。

目次

序 奇兵隊にとって明治維新とはなにか
1 高杉晋作
2 内憂外患
3 元治の内戦―第三期
4 倒幕―第四期
5 諸隊の人びと
6 諸隊の反乱―第五期
7 竹橋事件と復権運動

著者等紹介

田中彰[タナカアキラ]
1928年山口県に生まれる。1953年東京教育大学文学部卒業。専攻は、日本近代史。北海道大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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skunk_c

42
1985年の出版であり、著者は戦後直後に研究の道に入る年齢。したがって奇兵隊の位置付けを、明治維新を「革命」と捉える唯物史観とその論争に組みする形で行っている。そのためちょっと「結論先にありき」的な論調もあり、もっと単純に長州戦争という「お国の危機」に対する挙国体制という捉え方でもいいのではなんて考えてしまった。もちろん一揆との結びつきや奇兵隊に参加した農民達の位置付け、そして明治以降の解体とそれに対する反発に何を読むかということとは思うが。ちなみに高杉晋作については評伝と呼べるほどは書かれていない。2021/04/30

しんさん

3
薩摩の本を読んだので、次は長州を。残念ながら高杉はあまり活躍しない。維新成立後、奇兵隊の暴発を未然に防いだ長州と、防げなかった薩摩の明暗。2022/01/26

ふじ

0
主に奇兵隊について、上手い具合にまとめた本。高杉晋作は出番低めですが、「奇兵隊とはなんぞや?」という人におすすめの入門書です2010/09/10

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