出版社内容情報
世界の屋根,ヒマラヤは今も昔も人びとの心をとらえて離さない.一九五○年フランス隊のアンナプルナ初登頂に始まるヒマラヤ黄金時代に,現在とは比較にならぬ貧弱な装備,不完全な地図しかもたぬ先人達は,八千メートルの高峰にどんな夢を見,挑んでいったのか.本書は人と山との壮絶な闘いの歴史を綴った記録である.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiroshi0083
3
現在ヒマラヤと呼ばれる一帯、すなわち中央アジアの高山は紀元前から東西交渉路の途中に横たわる障壁だった。かつてアレキサンダー大王や三蔵法師などの旅行者を苦しめたヒマラヤ。だが19世紀になると測量や登山、学術的理由などからヒマラヤへ向かう者たちが現れる。詳しい地形や必要な装備などのノウハウを持たずに登攀を試み、命を落としていく人々。一方その後ノウハウや経験、運を味方に付けて登攀に成功する人々。この本はそのような人々のヒマラヤ登攀にまつわるエピソードを、エヴェレストやK2などの各々の山ごとに記録したものである。2014/12/13
takao
1
ふむ2017/09/27
ressenti-man
0
八千メートル峰の初登が手際よくまとめられている。1969年の著作。2011/05/26