出版社内容情報
ソクラテス,スピノザの思想と生涯,ゲーテの思想家的な一面を明確に述べた講演集.哲学者・哲学史家ヴィンデルバントは,カントの観念論から出発した批判的価値哲学の立場をとり,新カント派の西南学派を創始した.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ex libris 毒餃子
9
ソクラテスとスピノザの復習になりました。2022/09/19
amanon
1
良くも悪くも、この書の出版当時の空気が濃いテキストだという印象を強く受けた。何せ、初版は1938年。当然、旧仮名遣いだから、この書を手に取る人は、どうしても限られてしまう。僕が所持しているのは、97年版だが、下手したら今後復刊されることは無いかもしれないのではないか?という気さえしてしまう。何せ、半分弱をゲーテに割いているのである。今時、ゲーテについてかかれた物を有難って読むような人間がどれだけいるというのだろう?とは言いながらも、この書を読んでベンヤミンによるゲーテ論を読んでみたいという気になったが。2011/02/22