岩波文庫<br> 河上肇自叙伝 〈3〉

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岩波文庫
河上肇自叙伝 〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 401p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003313244
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0123

出版社内容情報

「私はそこで蝦蟇口を取られ,時計を取られ,ハンケチを取られ,塵紙を取られ,着物を取られ,煙草を取られ,着物の襟にさしていた爪楊子を取られ,帯をも取られた」.通算4年6か月に及ぶ獄中生活はこうして始まった.本巻には,検挙から下獄にいたる「未決監の生活」のほか,小説風の入獄記「入牢後の秋」「特赦の夢」などを収録.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yagian

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獄中生活スタート。河上肇は宗教に関心が深い人だが、彼が転向しなかったのはマルキシズムへの信念が宗教的なものだった(最後の審判のように、いずれ必ず共産革命が実現すると確信している)からではないだろうか。共産党の幹部が次々と転向したのは、彼らの思想が状況に依存しているからだろう。最後まで戦った島原の乱と日本共産党の壊滅、転向はきわめて対照的である。2014/08/06

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