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岩波文庫
アンナ・カレーニナ〈中〉 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 580p
  • 商品コード 9784003261729
  • NDC分類 983
  • Cコード C0197

出版社内容情報

この作品のヒロインはアンナである.しかし作者が描いたのはアンナの悲劇だけではない.彼女の夫カレーニン,彼らと対照的なレーヴイン夫婦,そしてオブロンスキイ夫婦を,さまざまな事件を配しながら微細に描写する.読み進むうちに読者は,愛とは,結婚とは,生活とは,といった問いを,自らに発していることに気づくのである.

内容説明

激しい恋のとりことなったアンナは、夫や子どもを捨て、ウロンスキイとともに外国へと旅だった。帰国後、社交界の花形だったアンナに対する周囲の眼は冷たい。一目愛児に会いたいという願いも退けられ、ひそかに抱くひとときがアンナに与えられるのみだった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美雀(みすず)

31
何故、視点がアンナとレーヴィンなんだろ?謎ですね。2組が出くわすシーンもないし、物語の先が読めないなぁ。アンナとウロンスキーはやっぱり好きになれない。レーヴィンとキチィの方が面白く感じる。2015/08/22

シェリー

15
長い物語、ようやく中巻を読了。登場人物が安定してから、物語に入り込み易くなった。主にはアンナとウロンスキィ、レーヴィンとキチイの様子が交互に語られている。先が知りたくて...と言うより物語に浸っているのが心地良い。キチイがレーヴィンの兄のニコライを看病するシーンや、アンナが息子のセリョージャに会うシーンは心が締め付けられる思いがした。いよいよ下巻へ。2015/10/24

みゆき・K

12
古今東西、普遍的なことが描かれている。恋愛で燃え上がる炎は徐々に消滅し、関係性に変化が生じるのか?はたまた再燃するのか?当初は魅力的だったアンナだったが、次第に嫌な女に見えてきた。カレーニンが気の毒だ。アンナとウロンスキイ、レーヴィンとキチイの二組のカップルを軸に物語は進む。これでもか!というほどの細かい心理描写と人物描写。途中でやめたくなったけれど、なんとか読了。続いて下巻へ。2023/07/18

Francis

11
20数年ぶりの再読。中分冊は三~五編を収録する。アンナは夫のカレーニンと離婚して恋人のウロンスキーと外国へ。レーヴィンはキチイと念願の結婚をして結婚生活に入る。そしてレーヴィンの兄ニコライの死。この小説は結婚と言う人生のある一場面を描きつつ、当時の虚飾に満ちた貴族社会を批判し、家族愛と友情、信仰に基づく生き方がどれほど素晴らしいかを訴えようとしているのだろう。ドストエフスキーとは異なるトルストイの魅力に気付いた。2023/06/09

ぷるいち

8
流石に冗長じゃないだろうか? 比喩に関しては、その巧みさに、はっとさせられるところも多かった。 ただ、やや時間が経ってしまったことも否定できないのだろう。2015/04/27

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