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くじらの歌

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  • サイズ B6判/ページ数 158p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784001156409
  • NDC分類 K929
  • Cコード C8097

内容説明

おじいちゃんは、ぼくの最高の友だち。国際アンデルセン賞作家オルレブのとびっきりあったかい物語。

著者等紹介

オルレブ,ウーリー[オルレブ,ウーリー][Orlev,Uri]
1931年、ポーランドのワルシャワ生まれ。第二次世界大戦中、ゲットーや隠れ家住まいをし、ベルゲン・ベルゼン収容所で終戦を迎える。現在、エルサレム在住

母袋夏生[モタイナツウ]
1943年、長野県生まれ。ヘブライ大学文学部修士課程実用言語コース修了。オルレブの作品の翻訳を多数手がける。1998年、ヘブライ文学翻訳奨励賞受賞

下田昌克[シモダマサカツ]
1967年、兵庫県生まれ。イラストレーターとして幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

61
ニューヨークに近い海岸の町に生まれたミハエルは、9歳の時に祖父がいるイスラエルに引っ越すことになり・・。最初は祖父と孫との心温まる交流を描いた話だけだと思っていたのですが、後半からはファンタジックな展開でした。クジラの声を聞くシーンなど物語の雰囲気は好きだったのですが、最後の家政婦さんに対する二人の態度が私的には納得がいきませんでした。★★★2012/09/06

けろりん

53
内向的で、工作や修理に興味を持つミハエルは、学校の友達と遊ぶよりも、近所の「ほんもの」の道具を使って仕事をする人たちのお手伝いをする方が楽しい少年でした。父方の祖父が高齢になり、近くで暮らすためやって来たイスラエルで、彼はおじいさんが、素晴らしい技術者で、特別な能力を持つ人だということに気付きます。くじらの歌とは、ミハエルとおじいさんが、同じ魂を持つことを証明する鍵。夢の力、想像力、年代が違ってもお互いに敬意を持って育まれる友情。祖父と孫との温かくユーモアに満ちた心の交流を描いた、美しい物語でした。2019/05/14

花林糖

21
ニューヨークに近い海岸の町から、祖父の住むイスラエルに引っ越した9歳のミハエルが主人公。ミハエルと同級生のマヤはこの先どうなるのか?と気になりました。表紙絵がとても好み。2018/05/28

ぱせり

19
生きていくことの裏表。きれいごとだけではすまない暗い部分。人は複雑なもの。不気味な暗がりがあるから、その対極のように広がる静かで平和な夢は、とても優しく感じます。子どもはどう感じるのか、大人はどう感じるのか。歳を重ねるごとに、この本はどんなふうに見えてくるのか。年齢とともに、受け取るものが変わっていく本、変わっていくことが楽しみな本だと思います。2010/08/05

みよちゃん

11
おじいさんの夢の中?での体験。現実では友達と遊べない男の子。アメリカからイスラエルに引っ越した家族。おじいさんと家政婦との関係にも違和感を感じている男の子。ファンタジーの様な夢、くじらの歌が聞こえるラスト、絵も暖かく、おじいさんの死も受け入れていく男の子の姿が心を打たれる。2018/10/24

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