とぶ船

とぶ船

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  • サイズ A5判/ページ数 350p/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784001108224
  • NDC分類 K933

出版社内容情報

ピーターがある日手に入れた古い小船は,なんと魔法の「とぶ船」でした.この船に乗ったピーターたち4人きょうだいは,遠いエジプトや古代イギリス,さらには北欧神話の世界にまで冒険旅行をします.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュシュ

16
石井桃子さんが翻訳した本はやっぱり面白い。魔法の船に乗ってイギリスの4人兄弟が冒険する話。行き先は、ナイル川の岸、北欧の昔、ノルマン時代のイギリス、エジプトのパラオ…。そしてロビンフットにも会ってしまう。ノルマン時代からはマチルダという少女を兄弟の家に連れて行って皆で楽しい時間をすごす。マチルダは、初めは楽しんでいたのだが、兄弟たちの時代(1930年代)のなんの苦労もない『安楽な世界』は自分の世界ではなく、きびしい戦いがあり、苦しい生活の『勇気の世界』が自分の世界だと思う。最後まで惹きつけられる話だった。2015/05/03

里季

4
小学生の頃に父に買ってもらい、何十回と読み返した思い出の本。お嫁に持ってきて、二人の子供にも読ませました。子どもと三人で、「空気よ、水よ、火よ、土よ。われらはちかう、おごそかに、だれにもいわないこのひみつ。空気よ、水よ、火よ、土よ」の呪文を唱えて遊びました。すばらしい児童書です。

がんぞ

3
少年文庫で一番好きだ!父が最初に買ってくれた本、いま見ても少年らしい冒険心・好奇心に加えて家族愛、詩情、(不正を許さない)正義感(アースガルドで「巨人はどこにでもいる」「悪と戦うことを言っているのでしょう」)、愛国心(ファラオに「僕たちの国では太陽は小さく光は弱いけれども僕たちの国は良いです、イギリスと言います」と話すところなど)、歴史の悠久さ(古代で「ピラミッドが輝いているわね」「出来たばかりなのさ」と会話、マチルダ「サクソンの豚…」「でも僕たちはサクソン人です」等)素晴らしい。結末は《少年は成長する》

はるか

3
文庫の先生におすすめされて読んだ本。色々なところにおもちゃだと思っていた船が四人兄弟を連れていってくれるというお話し。場所だけでなく時代までさかのぼり色々な経験をさせてくれる。ラストのピーターの気持ち…よくわかる!2015/08/22

annakarina

3
読友さんのレビューで気になり借りました。とぶ船はいろんな時代に4人の子供達を連れて行きます。ゆったりとした語り口で不思議な冒険が一章一章ごとに綴られます。子供なら、何も予定のない夏休みの午後とか、雨のお休みの日、大人なら眠れない夜のお供に最適です。2013/05/16

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