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岩波おはなしの本
千びきのうさぎと牧童

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  • サイズ A5判/ページ数 236p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784001103113
  • NDC分類 K989

出版社内容情報

孤児の牧童が千びきのウサギを思うままにあやつりお姫さまと結婚する話,魔法使いにだまされて鳥にされた姉たちを助けだす村むすめの話など,楽しい民話7編に,版画ふうのみごとなさし絵を添えます.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おはなし会 芽ぶっく 

10
ポーランドの民話集。『もっくもっく』は煙が主人公。珍しいですね。『まほうの木』『白いひつじ』『くつやのドラテフカ』『千びきのうさぎと牧童』表題作。牧童が千びきのうさぎを使ってお姫さまと結婚する。『おばあさんはまだらのめんどりをかっていました』積み上げ話。『帝王鳥』 ヤニーナ・ポラジンスカの民話集『まほうの木』(12話)から7話をセレクトしたそうで、他には『七わのからす』や『ガラスの山』などが掲載されているそうです。2020/04/01

Kira

9
岩波おはなしの本シリーズ。ポーランドの女流作家ポラジンスカの民話集『まほうの本』からの七篇。ポーランドの歴史は苦難に満ちている。古くはタタール人に蹂躙されたときのことが物語の中で語られる。ドイツの占領下で非合法の文化活動を続けたという作者の愛国精神が、そこに息づいている。苦難の歴史にあっても明るさに満 ちた民話の登場人物たちは楽天的で、勇気をもって困難を切り抜けていく。それにしても、このシリーズの訳文で頻繁に出てくる差別語が今回も気になってしかたがなかった。 2017/10/31

ボナンザ

4
とってもおもしろい!ぜひ岩波少年文庫でもいいから復刊してほしいです。とくに「もっくもっく」は煙が主人公という変わり種のお話で、全てがいい方に向かう結末で読後感がいい。同じシリーズの他のヨーロッパの昔話で読んだような話がチラホラ見えます。特にロシアの昔話集「まほうの馬」も一緒に読んでいると、どちらにも共通するキャラクターや設定が出てきて(魔女の小屋の足が◯◯でできている…とか)、ロシアや他国との歴史的・地政学的な関係が垣間見えて興味深かったです。2020/08/19

joyjoy

4
ポーランドの昔話。ヤニーナ・ポラジンスカの民話集「まほうの本」からの7編。内田莉莎子訳。人物の名前はもちろん、犬のクイシンベク、猫のペロペロラといった言葉の響きも呪文のようで惹かれる。リュリリュリという笛の音、帝王鳥のさえずりなども、想像して楽しむ。版画のような画もすてき。子どもたちにももっと読んでほしい。2020/03/05

7petit

3
ヤニーナ・ポランジスカの民話集『まほうの本』から7話。ポーランドのむかし話。『くつやのドラテフカ』を語りで聞いて読みたくなりました。2014/07/02

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