岩波おはなしの本
カラスだんなのおよめとり - アラスカのエスキモーのたのしいお話

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  • サイズ A5判/ページ数 174p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784001103014
  • NDC分類 K933

出版社内容情報

じまんやのカラスだんなのおよめとり,目玉をぬすまれたツルの話など,エスキモーに伝わる楽しい民話9編.水鳥や動物の生態を調べにアラスカに行った生物学者が,村人たちから聞いた話を再話したもの.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

26
1963年出版。久々にエスキモーと書いてある本を読みました。最近ではもう少し「政治的に正しい」違う言葉が使われていますよね。でも、生き生きとした先住民族のお話がとても好みでした。特に「手ばたき山」が好き。自然の厳しさと美しさがつまったお話です。2020/11/19

花林糖

10
(図書館本)チャールズ・ギラムが生物学者ということで動物(特に鳥)が主人公の物語。丸木俊さんの挿絵がとても味わい深く素敵です。特に鳥達が可愛らしい。「手ばたき山」がお気に入り。(購入)2015/08/01

おはなし会 芽ぶっく 

8
著者のチャールズ・ギラムさんは生物学者。水鳥や動物の生態を調べにアラスカに行った時に、村人たちから聞いた話を再話した短篇集です。『手ばたき山/カラスだんなのおよめとり/キラキラ光る火の鳥/ネズミどんとノミどん/ツルさんの目は なぜ青い/キツネの毛がわは なぜ赤い/ツメナガおくさんのさいなん/カラスだんなとイガイ/シギとりょうし』鳥のおはなしが多いです。北国ならではなのか、アイヌに近いおはなしもありました。2020/04/01

Kira

6
岩波おはなしの本。白人がアラスカに来る以前のアラスカ・エスキモーに伝 わる物語を生物学者のギラム氏が聞き取ったもの。鳥類に関する物語が多く、「渡り」の過酷さも描かれている。「渡り」にさらに厳しさを加えるのが「手ばたき山」で、渡り鳥は二つの山が両側から閉じてぶつかる間を通り抜けなければならない。その試練は非情である。強いものだけが生き延びることができる。山を迂回することもできるが、それをすれば種の力が弱まり結局は滅びてしまう。渡り鳥に思いを寄せて、厳しい自然を生き抜く覚悟を語り伝えているのだと思う。 2017/10/21

HIRO1970

6
⭐️⭐️⭐️子供の頃に読みました。2007/04/01

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