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エンデ全集〈13〉自由の牢獄

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000920537
  • NDC分類 948
  • Cコード C0397

出版社内容情報

十年余の熟成期間を経て発表された傑作短編小説集.精神世界の深みにおもりを下ろし,そこに広がる様々な現実を色とりどりの花束に編み上げたエンデ文学の到達点.多様な手法を駆使し,ファンタジーの世界がくり広げられる.

内容説明

十年余の熟成期間を経て発表された傑作短編小説集。精神世界の深みにおもりを下ろし、そこに広がるさまざまな現実を色とりどりの花束に編み上げた、エンデ文学の到達点を示す力作である。ヨーロッパ的精神世界とドイツ・ロマン派的な文学伝統を背景に、手紙、手記、「千一夜物語」のパロディ、伝説など、多様な手法を駆使してファンタジーの世界がくり広げられる。

著者等紹介

田村都志夫[タムラトシオ]
翻訳家。1952年生。リッペ専門大学室内建築科およびフライブルク大学哲学科卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

twinsun

5
ミスライムのカタコンベ:ベクシンスキーの絵画のような悲惨な孤独と探究。無慈悲で無意味な最期。人知れず踏みつぶされ地に埋もれた虫のように。2019/01/22

iwri

2
5回目くらい。あまり知られていないがエンデ珠玉の短篇集である。故郷喪失者を主題にした『遠い旅路の目的地』『カタコンベ』『道しるべの伝説』。エンデの好んだ遠近法的モチーフの延長にある『ボロメオ・コルミ』『郊外の家』『ちょっと小さいのは確かですが』自由を主題にした『自由の牢獄』『マックス・ムト』の8編。個人的には、『カタコンベ』が初読から衝撃を受けた、エンデ作品中でも2番目に好きな作品である。また、エンデの愛したボルヘスのオマージュ『ボロメオ・コルミ』など、異色の作品が多くエンデの違う側面が伺えると思う。2011/10/21

だちょう

0
寓話というものは無理にまとめるものではなく、ありのままの物語をそのまま受け入れるものなんだろうかと最近思えるようになってきた。ミスライムのカタコンベが特に良かった。2013/09/20

Gui

0
"「まことに」と教主は声を高めた。「アッラーはアッラーにして、モハメッドはその預言者なり」 そう言うと、教主は乞食の前で辞儀をして、なにひとつめぐむことなく、広間を去った。"2012/08/23

水ホ

0
表題作「自由の牢獄」のタイトルに惹かれて読み始めたが、個人的には「遠い旅路の目的地」と「ちょっと小さいのは~」が好きだった。2012/04/15

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