出版社内容情報
帝国大宰相ダールベルクはなぜナポレオンに従ったのか.神聖ローマ帝国の歴史に新たな光を照射する.
今野 元[コンノ ハジメ]
著・文・その他
内容説明
一八〇六年、フランス革命の衝撃によって神聖ローマ帝国が風前の燈火となるなか、大宰相ダールベルクは愛していたはずの帝国を去り、フランス皇帝ナポレオン一世に従った。ダールベルクの生涯からその帝国愛国主義に迫り、統一的国民国家形成の失敗例とされてきた神聖ローマ帝国の歴史に新たな光を照射する。
目次
帝国大宰相はなぜ帝国を去ったのか
第1部 ローマ皇帝ヨーゼフ二世と協働司教ダールベルク(フランス革命前の神聖ローマ帝国;ダールベルクの修業時代;ダールベルクのマインツ協働司教就任)
第2部 フランス人の皇帝ナポレオン一世と首座司教侯ダールベルク(ダールベルクの革命対応;ダールベルクの対ナポレオン協力;ダールベルクの落日)
帝国愛国主義の論理と心理
著者等紹介
今野元[コンノハジメ]
1973年生まれ。愛知県立大学外国語学部教授。博士(法学)(東京大学)。Doctor Philosophiae(Humboldt‐Universit¨at zu Berlin)。専門はドイツ近世・近代・現代政治史、日本近現代史。2002年ベルリン大学第一哲学部歴史学科修了。2005年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。2006年愛知県立大学外国語学部専任講師、准教授を経て2015年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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