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農村から都市へ―1億3000万人の農民大移動

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  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000282574
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0322

内容説明

一九九〇年代以降の中国では、農村から都市への人口移動が未曾有の規模で繰り広げられている。農民工と呼ばれる彼ら内陸農村出身の青壮年たちの活躍によって、世界の工場としての中国が成り立ち、農村と都市による二重社会が大きく変わろうとしている。本書では、人口移動の実態、移動政策、農家の出稼ぎ行動、農民工の就業と生活、農民大移動の社会経済への影響などについて、できる限り統計データを用いて分析。民国期および計画経済期における地域間人口移動と対比しながら、改革開放時代の人口移動の特徴を明らかにする。

目次

1 人口移動の歴史―民国期と計画経済期を中心に
2 改革開放時代の人口移動―市場化・国際化は人口大移動を引き起こす
3 農民工とその政策―農村と都市による二重構造の変容
4 農民の出稼ぎとその影響―「三農問題」は解消するか?
5 農民工問題の諸相―農民工は国民になれるか
6 中国経済はルイスの転換点を超えたか―農民工不足の社会経済的背景

著者等紹介

厳善平[ゲンゼンヘイ]
1963年、中国安徽省生まれ。桃山学院大学経済学部教授。開発経済学、農業経済学、中国経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

せんこーくーら

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ルイスの転換点をキーワードに、というよりは、経済成長に巻き込まれ解体される中で、農民の出稼ぎや3ちゃん農業、都市が農村からの流入人口を吸収するとか、日本で高度成長時代に起きたことがすぐに起こっているというオハナシ。そして中国政府も無策ではなく「和諧」をブチ上げた以上は、農民の生活改善をやらざるを得ないということ。あまり目新しい記事はないが、読んでいて堅実な研究という感想。2012/12/28

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