• ポイントキャンペーン

民主主義と市民社会

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 326p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000270359
  • NDC分類 309.021
  • Cコード C0320

出版社内容情報

「戦後民主主義」は虚妄だったのか。「市民社会」を軸に、敗戦、高度成長、ポスト冷戦、ネット社会まで、自由と民主主義の彷徨を辿る。

内容説明

現代に生きる思想資源を探訪するアンソロジー。「民主主義」を自らのものとするために。敗戦から高度経済成長、ポスト冷戦からネット社会まで―社会の変容のなかで形成された、戦後日本の市民像と社会像。

目次

1 敗戦からの再出発
2 民主主義の諸構想
3 大衆と市民社会
4 「戦後民主主義」の問い直し
5 あらたな民主社会像を求めて
6 政治空間の行方

著者等紹介

宇野重規[ウノシゲキ]
1967年生。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。千葉大学法経学部助教授を経て、東京大学社会科学研究所教授。専門は政治思想史、政治哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

numainu

2
評価D2016/10/06

マウンテンゴリラ

1
私自身の浅はかな戦後民主主義の捉え方にたいして、大いに修正を迫られる内容であった。三百万人以上とも言われる自国民の犠牲者と、それを遥かに上回るアジア諸国における犠牲者を出したあの太平洋(大東亜)戦争の敗戦。それを自らの意思で総括することもなく、手のひらを返すようにアメリカからあてがわれた民主主義を受け入れ、それをもって過去の清算、否定としてしまった日本人。その捉え方自体が大枠では間違ってはいないと今でも思うが、事はそう単純でも、直線的な流れでもなかったということを、→(2)2018/04/26

Haruka Fukuhara

0
石橋湛山から東浩紀まで。賛同できる興味深い記事から何言っちゃってるのこの人はみたいな賛同しかねる議論まで色々と同じ本に収録してあるのは著者らしいと言えばらしいし、一定の意義があることだと思う。個人的には石橋湛山や河上徹太郎の硬質な文章に、敗戦後間もなくこのように自由の精神と責任感に溢れる論を展開した人がいたのかと感動を覚えたが、その後時代を下るにつれて何だか虚しさを感じる読書体験だった。最後の東浩紀は評価のしようがないが、成功しているか否かは別にして意欲的で面白い試みだと思った。2017/01/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11115730
  • ご注意事項