講座 心理療法〈8〉心理療法と現代社会

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講座 心理療法〈8〉心理療法と現代社会

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  • サイズ A5判/ページ数 218p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000265683
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C0311

出版社内容情報

いじめ,不登校,引きこもり,子どもの虐待,援助交際….物が溢れる豊かな社会において,それでも現代人のこころが悲鳴をあげるのはなぜなのか.その中で,人びとは心理療法に何を求めているのか.見田宗介氏との対談を併収.

内容説明

物が溢れ便利で豊かな社会に、現代人のこころは、なぜ悲鳴をあげるのか。心理臨床の現場からの最新報告。

目次

総論 個人と社会
心理療法と道徳教育
現代社会と母親の語り
情報機器の光と影
現代社会と家族
対談 「バベルの塔」神話

著者等紹介

河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年生まれ。臨床心理学。京都大学名誉教授。国際日本文化研究センター所長。京都大学理学部数学科卒業。1962-65年、スイス、チューリッヒのユング研究所に留学。日本で最初のユング派分析家になる

皆藤章[カイトウアキラ]
1957年生まれ。臨床心理学。京都大学大学院教育学研究科臨床教育学講座助教授。文学博士。臨床心理士。京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学

橋本やよい[ハシモトヤヨイ]
1950年生まれ。臨床心理学。京都大学教育学部心理教育相談室嘱託カウンセラー。教育学博士。京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学

名取琢自[ナトリタクジ]
1963年生まれ。臨床心理学。京都文教大学人間学部助教授。京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学

東山紘久[ヒガシヤマヒロヒサ]
1942年生まれ。臨床心理学。京都大学大学院教授。教育学博士。京都大学大学院修士課程修了
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感想・レビュー

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Shuuya Hoshino

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見田宗介と河合隼雄の出色の対談が載っています。「人間は、自然をどんどん離れて、どんどん高くなって」「人間が、原始人の段階、文明社会、近代社会と経て、どんどん高層になっていく」「こころの病を癒す人は、基本的に、現代社会と自然との矛盾があるとしたら、自然の側に立たないといけない」(見田氏)、「自然の側にありながら高層の人までつながらなければいけない」(河合氏)老いや認知症、あるいは、食事・入浴・排泄に直に触れられる現場の仕事は自然の側に近いと思います。自然と現代社会とを行き来した発信を心掛けたいと思います。2015/10/13

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