出版社内容情報
商店街の崩壊を初め生活の基盤である地域社会が全国的に空洞化し,地方都市をとりまく状況はますます厳しくなっている.生命の源泉をも枯渇させかねない効率至上主義のもたらす状況を厳しく見据え,社会再生の可能性を問う.
目次
1 しぼむ地域社会
2 自治の精神(「政策と合意」のはざま;市民生活と消費;消費者新時代の創造のために)
3 地域支える地場産業(「辺境と周縁」の条理;同心円の「生産基盤」と「生活基盤」)
4 地域から世界へ(「使命共同体」の息吹き;協同・連帯・共生―もう一つの価値を求めて)
5 「トンネル男」たちの岬