旅人の夜の歌―ゲーテとワイマル

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旅人の夜の歌―ゲーテとワイマル

  • 小塩 節【著】
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • 岩波書店(2012/11発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000258678
  • NDC分類 941
  • Cコード C0098

出版社内容情報

『若きウェルテルの悩み』によって世に知られたゲーテは,二十六歳の若さでワイマル公国の宮廷に招かれる.一国の政治を担うことになった文学者は,何をなしえたのか.「旅人の夜の歌」と題する二篇の詩を手がかりに,日独の文化交流に尽力してきた著者が,自らの半生と重ねつつ,若きゲーテのワイマルでの日々を描きだす.

内容説明

『若きウェルテルの悩み』によって世に知られたゲーテは、二十六歳の若さでワイマル公国の宮廷に招かれる。小国とはいえ、一国の政治を担うことになった文学者は、そこで何をなしえたのか。政治・行政に全力で取り組んだ日々に歌われた二篇の詩「旅人の夜の歌」を手がかりに、ナチスの強制収容所へいたるドイツ文化の深層を、歴史的背景とともに描きだす。

目次

1 ワイマル(手紙;ワイマル到着;ワイマル初期のゲーテ;その名もきよきワイマル;北郊の小山エッタースベルク;永住への迷いと決断;シュタイン夫人;母公妃アンナ・アマーリア;「旅人の夜の歌」その一)
2 憩いの歌(イルメナウ;ハールツ冬の旅;キッケルハーンの山頂で「旅人の夜の歌」その二;山からの手紙;人間存在をうたう;英訳、仏訳;邦訳の数々;ギリシャ詩の模倣か;シューベルトの作曲;うたのしらべ(韻律))
3 のちの日々に(五十二年後のエッタースベルク;八十二歳の日々;ゲーテの保守主義;文化と政治)
4 ブーヘンヴァルト強制収容所(ブーヘンヴァルト;ゲーテの槲;山の上;強制収容所とワイマル市;解放;一九四五年の「旅人の夜の歌」)

著者等紹介

小塩節[オシオタカシ]
1931年長崎県佐世保生れ。東京大学文学部独文科卒。国際基督教大学、中央大学文学部教授、フェリス女学院院長・理事長を歴任。その間、駐独日本国大使館公使、ケルン日本文化会館館長を兼任。現在、中央大学名誉教授。専攻はドイツ古典主義文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

15
節約を徳目とするドイツ人らしく、 ゲーテは紙を非常に大切に使い、 手紙も天地を空けずに書き埋めている(12頁)。 貧しいワイマルで、人口の1パーセントに 満たぬ宮廷貴族が国富のほとんどすべて を吸い上げて消費している(30頁)。 まさしく、99%が犠牲の 超格差が際立つ社会である。 国家財政をまかされたゲーテが最も 力を入れたのは税制(32頁)。   2014/05/26

中村禎史

1
ゲーテが仕えたカール・アウグストの母公アマーリアが公国の財政を立て直してゲーテはじめ文人を招聘し、国民劇場を創建したこと、ゲーテが紙を大切に使ったこと、贅沢な弁当とワインを下げて鉱業再建の現地調査に向かったこと、シャルロッテ・フォン・シュタイン夫人との姉弟のような交情、、、などなど大変面白かった。 その同じワイマルにナチスドイツの強制収容所があった。そこで行われた残虐行為についての記述がやるせない。筆者:小塩さんが一番書きたかったのは、この部分なのではないか、と言う気がします。2013/02/14

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