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歴史叙述としての映画―描かれた奴隷たち

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  • サイズ B6判/ページ数 209,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000256520
  • NDC分類 778.2
  • Cコード C0022

内容説明

数千年の昔から続く「歴史を語る」という行為。映画はその新しい手段の一つである。『スパルタカス』、『ケマダの戦い』、『天国の晩餐』、『アミスタッド』、『ビラヴド』。奴隷であるがために自ら記録を残すことのなかった人びとに注目し、かれらの誇り高き姿と抵抗の声を伝えようとした五つの映画作品が、あざやかに分析される。社会史、女性史、文化史、ジェンダー研究、歴史人類学の新しい地平を切り開き、また『帰ってきたマルタン・ゲール』において、自ら映画づくりに関わった著名な歴史家が、想像力と実証、真実と虚構との関係を厳しく吟味しつつ、映画による歴史の語りへの期待を綴る一冊。

目次

第1章 歴史を語る方法としての映画
第2章 抵抗と生き残り―『スパルタカス』
第3章 儀式と反乱―『ケマダの戦い』と『天国の晩餐』
第4章 トラウマの証言者たち―『アミスタッド』と『ビラヴド』
第5章 真実を語る

著者等紹介

デーヴィス,ナタリー・ゼーモン[デーヴィス,ナタリーゼーモン][Davis,Natalie Zemon]
1928年生まれ。プリンストン大学、ヘンリー・チャールズ・リー歴史学名誉教授。トロント大学所属

中條献[チュウジョウケン]
1955年生まれ。デューク大学Ph.D.。桜美林大学教授。アメリカ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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