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トランスナショナル・ジャパン―アジアをつなぐポピュラー文化

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  • サイズ B6判/ページ数 334,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000241182
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0036

出版社内容情報

90年代以降,日本のポピュラー文化とアジアのポピュラー文化が相互浸透し始めた.日本とアジアの関係はどう再配置され,歴史の記憶はどのような痕跡を刻むか? アジア・ローカル文化の創成を告げる,メディア研究の冒険.

内容説明

90年代、メディアグローバル化の波―アジアのトランスナショナルな時空に、ポップ・ジャパンが融け出した。「アジア回帰」の再演か?新たなアジアン・モダニティーの到来か?アジア各地での綿密な調査と日本でのアジア言説批判を踏まえた東アジアの文脈に即した文化グローバライゼーション研究。

目次

序章 九〇年代―グローバライゼーションのなかのアジア回帰
第1章 「ジャパナイゼーション」再考―グローバライゼーションとローカライゼーションの相克
第2章 ハイブリディズム―世界における日本の文化/文明的意義言説
第3章 ソフト・ナショナリズム
第4章 グローカライゼーション―日本メディア産業の東・東南アジア市場戦略
第5章 文化的近似性・近時性の節合―台湾「日本偶像劇」の受容から
第6章 日本におけるポピュラーアジア消費
終章 アジアン・ドリームワールド

著者等紹介

岩渕功一[イワブチコウイチ]
1960年生まれ。早稲田大学法学部卒業。’83~93年日本テレビ放送網で営業・報道・制作部門を歴務。ウェスタン・シドニー大学(オーストラリア)で博士課程修了、Ph.D.取得。専門はメディア&カルチュラルスタディーズ、グローバライゼーション・トランスナショナリズム研究。現在、国際基督教大学国際関係学科助教授。本書の元になった論文「Returning to Asia:Japan in the Cultural Dynamics of Globalization,Localization and Asianization」は、オーストラリア・アジア研究学会の2000年度最優秀Ph.D.論文賞を受賞。共著に「変容するアジアと日本」「The New Communications Landscape」「Koreans in Japan」などがある
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