出版社内容情報
自ら「草庵」。と命名した伊賀の住まいにて、悠々自適に書作を続ける莫山先生。本書には、書画・文房至宝・伊賀の四季をめぐる書き下ろし36編を、挿絵と共に収める。軽妙洒脱で温かく、読むほどに心癒されるエッセイ集。
内容説明
伊賀上野の住まいを草庵と命名、豊かな自然に囲まれ、悠々自適に書作に励む莫山先生。名文家としても知られ、著書も百冊を超える。中でもエッセイは、書作品同様、自由闊達でありながら気骨が感じられ、読者を魅了してやまない味わいがある。本書には、書画や伊賀の四季、日々の暮らしなどを題材に、草庵にて執筆された三十六編を収録。挿絵も含め、すべて書き下ろしである。愛用の文房四宝、野の花、木々に集う鳥、畑の野菜など、身近なものすべてに温かな視線を注ぐ莫山先生。読むほどに心癒される、ほのぼの爽やかなエッセイ集である。
目次
書の愉しみさまざま(髪の毛で作った筆;硯石が生む“遊び色”;墨の宿命 ほか)
伊賀の四季おりおり(フウランに目肥えをやる;黙って月を眺める;品性あるツバメ ほか)
日日の随想あれこれ(歳寒の三友―松竹梅;笑みの神さま、えべっさん;役小角を訪ねて ほか)
著者等紹介
榊莫山[サカキバクザン]
書家。大正15年(1926)三重県上野市(現・伊賀市)に生まれる。旧制中学時代、書を松永楳園に、油絵を佐々木三郎に習う。京都大学文学部に入学するが、学徒動員で鹿児島に赴き終戦を迎える。戦後、書を辻本史邑、篆刻を梅舒適に師事。日本書芸院、杢星会で特選受賞。昭和33年(1958)書壇を退き、以後は個展で作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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