出版社内容情報
不況の長期化が続き,失業率も5%を超えたまま当分下がる状況にはない.それではどうすれば失業者の増大を防ぐことができるのか.失業率が高まった要因をさまざまな角度から分析し,失業率を低下させる政策を提言する.
内容説明
不況の長期化が続いている。大型倒産は相次ぎ、失業率も五%を超えたまま当分下がる状況にはない。どうすれば失業者の増大を防ぐことができるのか。豊かさを分かち合う社会は可能なのか。製造業の空洞化、労働コストの増大、総需要の不足など失業率が高まった要因を分析し、失業率を低下させる政策を緊急提言する。
目次
第1章 失業する人は誰か
第2章 失業率はなぜ高くなったか
第3章 失業の経済学
第4章 失業保険制度の充実を
第5章 危険なインフレ・ターゲティング―デフレ対策をめぐって
第6章 ワーク・シェアリング
第7章 豊かさを分かち合う精神を
第8章 望ましい労使関係を求めて
第9章 企業活力強化に向けて
第10章 失業を減らすための政策
著者等紹介
橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年生まれ。小樽商科大学、大阪大学大学院、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で教育を受ける。現在、京都大学経済研究所教授
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