出版社内容情報
今,声への関心が高まっている.人と人とを結ぶ語り,幼いころに口ずさんだ歌-.臨床心理学者,童謡作家,詩人,声楽家の4人が,子どもの文化を軸に,声・歌・語りを多彩に論じる.童謡史も概観できる愉しい1冊.
内容説明
臨床心理学者、童謡作家、詩人、声楽家と、声の魅力を語るにもっともふさわしい四人が、子ども文化を軸に、「声」、そして「歌」「語り」を縦横に論じる。現代における声の可能性が再考される。
目次
子ども時代の「声と語り」
「童謡の謎、わらべうたの秘密」要旨
声の力
人を優しくする子どもの歌
講演 人と人とを結ぶ声と語り
童謡の謎、わらべうたの秘密
子どもたちと、私と、歌
討議 私のなかの歌
語り 声の現場
著者等紹介
河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年生まれ。臨床心理学者。京都大学理学部卒。日本で初のユング派分析家の資格を取得。臨床心理学の発展に力をつくすとともに、日本人の心性を考えるために日本の文化や宗教を研究。国際日本文化研究センター所長を経て、現在、文化庁長官
阪田寛夫[サカタヒロオ]
1925年生まれ。詩人・作家。東京大学文学部卒。朝日放送ディレクターとして、多くの童謡を手がける。退社後は、詩、童謡、小説、脚本、絵本、ミュージカルと幅広い分野で文筆活動を展開。『土の器』で芥川賞受賞。詩集『サッちゃん』(国土社)で日本童謡賞受賞
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年生まれ。詩人。1952年、第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。戦後詩の新しい感受性を切り開くものとして高く評価される。以降、続々と詩集を発表。作詞、絵本、ビデオなど、創作活動の領域は広い
池田直樹[イケダナオキ]
1950年生まれ。声楽家。東京芸術大学卒、同大学院修了。中山悌一、小島琢磨、ハンス・ホッターの各氏に師事。1980年から1年間、文化庁派遣の芸術家在外研修員としてミュンヘンで研修。オペラ歌手、演出家、役者として活躍の一方、ボランティア活動にも取り組む。1999年「NHKきょうの料理大賞」部門賞第一位受賞。二期会理事
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