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一身にして二生、一人にして両身―ある政治研究者の戦前と戦後

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  • サイズ B6判/ページ数 269,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000221566
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0031

内容説明

軍国主義的臣民から民主主義的市民へ「一身二生」を経、また「市民」と「研究者」の間の緊張のなかに「一人両身」を生きてきた著者の自叙伝。内務官僚の父を持ち、軍隊生活を体験した戦前から、政治学者として禁欲的に研鑽を積み、市民運動にかかわるまでの激動の人生を、世の中の動きと重ねながら、若い世代に向けて熱っぽく語る。

目次

内務官僚の家に育って
政治の中の言葉の怖さ―「正義」と「新体制」
軍隊生活を体験して
戦争への反省と民主主義への希望
占領後期から五五年体制成立期の研究者
六〇年安保の市民的昂揚
アメリカ体験の私にとっての意味
ヴェトナム反戦と市民の国境をこえた連帯
日本近代化の矛盾―大学・公害・差別反対闘争
戦争責任問題と滞独体験
戦後補償と敗戦五〇年
九〇年代なかば以後と今日の課題
付録 二〇〇五年総選挙後に想う

著者等紹介

石田雄[イシダタケシ]
1923年青森市生まれ。「学徒出陣」から復員後49年東京大学法学部卒業。同学部助手を経て53年東京大学社会科学研究所助教授、67年より84年まで教授、この間78‐80年所長。84‐89年千葉大学法経学部教授、90‐96年八千代国際大学教授。なおこの間62‐63年ハーバード大学調査研究員、65年ハワイ東西文化センター上級専門員、71‐72年エル・コレヒオ・デ・メヒコ客員教授、74年オックスフォード大学セント・アントニイズ・カレジ客員教授、76‐77年アリゾナ大学客員教授、78年ダル・エス・サラーム大学(タンザニア)客員教授、81‐82年ベルリン自由大学客員教授、85‐86年ベルリン高等学術研究所員。東京大学名誉教授。専攻、政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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