出版社内容情報
わが国の法体系では、行政指導や利益誘導のようなソフトな手法から刑事制裁のようなハードな手法まで、法を実現するために様々な手法(広い意味でのサンクション)が使用されている。現状を網羅的に分析し、今後どうあるべきかを考察する。
内容説明
行政指導や利益誘導のようなソフトな手法から、刑事制裁のようなハードな手法まで、法を実現するために様々な手法(広い意味でのサンクション)が使用されている。わが国における法の実現手法の現状を提示し、今後の在り方を考える。
目次
1 総論(法の実現手法;歴史的観察―「法の実現はお上の仕事」か;法の実現手法―経済学的考察)
2 各論(不法行為法における法の実現;行政法における法の実現;企業法における法の実現手法;労働法における法の実現手法;児童福祉法と法の実現手法―児童虐待の問題を中心に;環境法における法の実現手法;国際法における法の実現手法)
3 手続(法の実現と司法手続;法の実現と行政手続・刑事手続)