岩波講座 天皇と王権を考える〈第9巻〉生活世界とフォークロア

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  • サイズ A5判/ページ数 301p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000111997
  • NDC分類 210.08
  • Cコード C0330

出版社内容情報

具体的な情報が少ない王の日常生活の実態とその象徴的機能,臣下との交流の側面を解明する.また,民俗・伝承世界における王のイメージをあとづけ,王権を支える民衆観念の基底についての考察を通じ,王権の深層構造に迫る.

内容説明

王の日常生活については具体的な情報が極めて少ない。衣食住をはじめとするその実態と象徴体系としての機能を解明し、臣下との接触・交流の諸側面を、ことばや空間を手がかりに検討する。また、民俗社会・伝承世界における多様な王のイメージや、王権を支える民衆観念の基底についての考察を通じ、天皇制・王権の深層構造に迫る。

目次

1 王の生活世界(天皇の饗宴;将軍の住まい―江戸城本丸御殿の構造と機能;古代天皇の冠と衣服―中国衣服制の継受をめぐって;天皇の言葉と和歌 ほか)
2 王をめぐるフォークロア(民俗社会と天皇制;流離する王の物語―貴種流離譚の原風景をもとめて;異界と天皇;幼童天皇と日本の政治神学 ほか)

著者等紹介

山本幸司[ヤマモトコウジ]
1946年生。日本中世法制史・思想史/静岡文化芸術大学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

17gr

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古橋信孝さんの文章のために。日本語史とからめて。2013/01/09

そーだ

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「稚児と天皇」を読むために借りた。後崇光院貞成親王と稚児物語との関わりについて論じている。当時の南朝と北朝との対立、そして後光厳院流と崇光院流(伏見宮家)との対立も簡潔にまとめてあって分かりやすい。2012/01/27

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