岩波講座 物理の世界 物の理 数の理〈2〉数学から見た古典力学

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  • サイズ B6判/ページ数 103p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000111645
  • NDC分類 420.8
  • Cコード C3342

出版社内容情報

力学の現実問題は,拘束された「有限自由度」の力学系を考えることである.数学から見れば,拘束系を多様体上での数学的性質として論じることになる.多様体の定義からはじめ,発散定理など物理の定理を多様体上で定式化する.

内容説明

ニュートン力学の現実問題は、いわば拘束系の「有限自由度の力学系」を扱うことになる。本書では、その有限自由度の力学系を「質量1の質点が高次元空間を運動する形式」により表現し、その性質を論じる。この表現では、ニュートンの運動方程式はリーマン多様体上の特別な形をもつ2階の常微分方程式として与えられる。多様体とは何かからはじまって、物理の基本方程式を多様体上で定式化する。

目次

1 リーマン多様体(多様体;接続とリーマン多様体)
2 拘束系(拘束系の運動方程式;剛体の自由運動―オイラーのコマ;リー群上の左不変計量に対する測地線の方程式)
3 微分形式(テンソル場;微分形式;外微分;ストークスの定理;特異コホモロジー群;グラフト抵抗回路)

著者等紹介

砂田利一[スナダトシカズ]
1948年生まれ。1972年東京工業大学理学部卒業。現在、明治大学理工学部数学教室教授。専門は、大域解析学
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感想・レビュー

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PapaShinya

2
全てはアーノルドの本を読むための練習として・・・。それ以外で、この本を読む理由が見当たらない。自分には。本自体は、良い本だと思います。数学寄りの人には。でも、”古典”力学をこの形式で勉強することの意義は?なぜ普通の物理の教科書みたいに理解したらダメなのか?2022/09/09

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