出版社内容情報
児童虐待や親の死亡・離婚等さまざまな理由から実親と生活できない子どもに家庭を提供する里親制度が注目を集めている.短期から長期まで必要に応じて子どもを育てる「養育里親」のしくみについて里親の声を交えて紹介する.
内容説明
本書は、日本で里親制度がどう発展してきたのか、どうして今増えないのか、実際に里親を体験した人はそれによって何を得たと考えているのか、さらに里親の問題は児童福祉の狭い問題なのか、今後どうした対応が私たちに要請されているのか等を考えるための本である。
目次
里親制度の歩み
東京の養育家庭制度
座談会 里親の経験
里親という思想
著者等紹介
汐見稔幸[シオミトシユキ]
1947年大阪生まれ。東京大学大学院教育学研究科教育哲学専攻博士課程修了。現在、東京大学大学院教育学研究科助教授
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