ワイド版岩波文庫<br> 寺田寅彦随筆集〈第1巻〉

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ワイド版岩波文庫
寺田寅彦随筆集〈第1巻〉

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  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000070980
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0395

出版社内容情報

科学者寺田寅彦(1878-1935)の随筆は,芸術感覚と科学精神との希有な結合から生まれ,それらが見事な調和をたもっている.しかも主題が人生であれ自然であれ,その語り口からはいつも温かい人間味が伝わってくる.

内容説明

寺田寅彦の随筆は芸術感覚と科学精神との希有な結合から生まれ、それらがみごとな調和をたもっている。しかも主題が人生であれ自然であれ、その語りくちからはいつも温い人間味が伝わって来る。二十代から最晩年の五十代後半まで書きつがれた数多の随筆から珠玉の百十余篇を選んだ。

目次

どんぐり
竜舌蘭
花物語
旅日記から
先生への通信
科学者と芸術家
物理学と感覚
病院の夜明けの物音
病室の花
丸善と三越〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

9
科学者と芸術家の節(86頁~)。両者を、夏目漱石先生は職業と嗜好面で完全に一致させられる、とご講演されたことがあると、寺田先生はご指摘される。創作という意味では、共通点があるという。創造、creativityは今日の創造農村という地域振興方策とも接続する、重要な論点である。芸術家的科学者という面白い存在が出てきそう。色彩や和声など、芸術家の論理解析でもあるし、科学者の黙示を確立する技巧でもあり、なかなか意味深いテーマ(92頁)。他、田園雑感 の節(208頁~)。都2013/08/02

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