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イネとスギ―国土の自然をつくりかえた植物

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  • サイズ B6判/ページ数 170,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000067270
  • NDC分類 462.1
  • Cコード C0345

出版社内容情報

米余りと荒れる山.イネとスギが問題視されるのは日本史上初めてのことである.日本人の生活を根底から支えてきた植物を新しい村づくり山づくりに生かしていく道を,土地利用が果たす環境保全の機能に注目して考える.

内容説明

農業と林業の主要な生産物として長年にわたって人々の生活に深く関わってきたイネとスギ。とりわけ戦後は干拓事業や拡大造林などで、国土の景観を変貌させるほど水田や杉林が拡大したのだが、今や貿易の自由化などの影響を受け厳しい現実に直面し、厄介者あつかいさえされるという事態にまでなっている。そのイネとスギがこれからいっそうの有用性を発揮していく道を、土地利用が果たす環境保全の機能に注目しながら考える。

目次

第1部 イネ(イネと稲作;イネはモンスーン・アジアの申し子;コメ常食への道 ほか)
第2部 スギ(古代からのつきあい;大量生産されたスギ―江戸の木材供給システム;スギとコナラの役割転換―明治から現代まで ほか)
第3部 討論・イネとスギは何を問うているのか

著者等紹介

稲村達也[イナムラタツヤ]
1953年生まれ。京都大学大学院農学研究科助教授。栽培システム学。21世紀における農業の生きるすべを考えている

中川重年[ナカガワシゲトシ]
1946年生まれ。神奈川県自然環境保全センター研究部専門研究員。森の再生と有効利用を目指して生育立地から造林、利用までを研究
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