進化医学からわかる肥満・糖尿病・寿命

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  • サイズ B6判/ページ数 225,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000054584
  • NDC分類 493.12
  • Cコード C0047

出版社内容情報

人は寿命が延びる一方で、なぜ成人病など現代特有の病気にも苦しむのだろうか。進化医学という新しい手法とその成果を紹介し、肥満・糖尿病・寿命の成因とメカニズムを遺伝子レベルの進化からわかりやすく解説。「人はなぜ病気になるのか」の続編。

内容説明

寿命が延びる一方で、成人病など現代特有の病気にも苦しむ現代人。それは、たえず変化していく環境に適応しようとしてきた進化の結果でもあった。ゲノム解析など最新の知見で明らかにされた生命の進化をたどることにより、ヒトの病気の成り立ちについて新たな理解が得られるようになっている。本書は、この進化医学という手法を用いて、肥満や糖尿病に焦点をしぼり「なぜ病気になるのか」を明快に解説する。

目次

序章 ダーウィンの病気―進化医学の序章
第1章 人類の新しい十字架―増え続ける糖尿病
第2章 仲よしの兄弟―糖尿病と肥満の関係
第3章 生命現象の幹線―インスリンシグナル系の進化
第4章 生命と脂肪―脂肪組織の進化:第5章 美食の誘惑―人はなぜ肥満するのか
第6章 氏か育ちか―糖尿病、肥満の発症における遺伝と環境
第7章 不老長寿への願い―寿命の進化学
終章 自然に学べ―進化医学の教えること

著者等紹介

井村裕夫[イムラヒロオ]
1931年滋賀県生まれ。京都大学医学部卒業、医学博士。京都大学講師、神戸大学教授、京都大学教授、京都大学総長、総合科学技術会議議員を経て、(財)先端医療振興財団理事長、科学技術振興機構顧問、(財)稲盛財団会長、日本学士院会員。専門は内科学、特に内分泌代謝病学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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