出版社内容情報
経済学を学ぼうと志す人たちの大きな負担となっている経済数学の基本のすべてを丁寧に解説した.数学のもつ面白さを味わいながら,ミクロ,マクロなどの経済理論に不可欠の数学を自らのものとするのに最適のシリーズ.
内容説明
個別経済主体の最適化行動の分析や資産選択の問題などに必要な2次形式の理論をはじめ、ベクトルと幾何学、ベクトル空間の線形写像、線型変換の構造を扱う。また一般逆行列の要点を付録で解説した。経済数学で扱われる線型代数の部分はこの巻で完結する。
目次
第5章 2次形式
第6章 ベクトルと幾何学
第7章 ベクトル空間の線型写像
第8章 線型変換の構造―正方行列の標準化への道
付録 一般逆行列と特異値分解