内容説明
一九四五年八月、敗戦と大日本帝国の解体はいかなる歴史的意義を持つのか。日本の占領下にあったアジアや交戦国の欧米にとって、一九四五年が意味するものは何か。グローバルな視点でアジア太平洋戦争の帰結を省察し、敗戦と占領の歴史的特質を明らかにする。
目次
二〇世紀の歴史と戦争
第1部 アジア太平洋戦争から冷戦へ(アジア太平洋戦争;ヨーロッパから見たアジア太平洋戦争;アメリカの対日占領管理構想;占領下日本の国際的地位)
第2部 大日本帝国の解体とアジア(民衆にとっての敗戦;朝鮮「解放三年史」と日本占領;一九四五年のアジア―植民地解放への道)
著者等紹介
中村政則[ナカムラマサノリ]
1935年生まれ。日本近現代史専攻。神奈川大学特任教授、一橋大学名誉教授
天川晃[アマカワアキラ]
1940年生まれ。政治学専攻。放送大学教養学部
尹健次[ユンコォンチャ]
1944年生まれ。日本近現代思想史・日朝関係史専攻。神奈川大学
五十嵐武士[イガラシタケシ]
1946年生まれ。比較政治・アメリカ政治外交史専攻。東京大学法学部政治学研究科
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