岩波ブックレット<br> 寅さんの人間論

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岩波ブックレット
寅さんの人間論

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  • サイズ A5判/ページ数 62p/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784000031028
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0336

出版社内容情報

寅さんのファンとロックの観客は,どこが違うのでしょう.寅さんにも,原節子にだってコンプレックスはある,それを見つけ励ましてやることが大切です.親や教師の役割は?……映画監督と教育学者の魅力あふれる対談.

内容説明

寅さんのファンとロックの観客は、どこが違うのでしょう。亀の甲型と放射線型の人間関係があるのでは?人と人とのつながりで“もめる”ことが大切ですよね。寅さんにも、原節子にだってコンプレックスはある、それを見つけ励ましてやることです。親や教師の役割は?……映画監督と教育学者が人間を語る、魅力あふれる対談。

目次

親も子も自立へ模索
人と人との結びつき
家族と学校の役割は

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

76
2016年928冊め。映画監督×教育学者の対談。「寅さんシリーズ」の中で描かれる人情的な街と、1990年当時の核家族や疎遠になる近所付き合いの対比。「ぼくは、いまの日本の社会には青年に許されていいはずの自立の模索を、知らず知らずにだめなこととして処理してしまっている」(P.7)かといって家出しての自分探しが褒められたものではないと私は思ってしまうのだけれど。最近老若男女みんな自分探しをしすぎではなかろうかと逆に心配になる。2016/10/29

市井吉平

4
■山田洋次監督の『学校』をベースに山田監督と教育学者が学校や社会についね語った『寅さんの学校論』に続き読んだ。だが、こっちのほうが先に出た本。 ■『寅さん』と銘打っていても寅さんの話が続くわけではない。若者を取り巻く親や親以外で何かを言ってくれる近しい人や、地域のこと、若者のこと、教育での現場のことなどが語られる。 ■山田氏が、旧満州での上層な暮らしから戦後、家族で田舎で貧しい暮らしを強いられたその頃の、社会の表の文化とは違う裏の文化を持つ社会でも過ごしたことを語っていた所が印象深かった。2021/08/08

ぜべっつ

0
普通の教育論としてなら良いが、寅さんも人間論もない。山田洋次さんの視点であり寅さんというキャラクターの思考まで掘り下げてない気がした。でも酔ってよんだんでよくわからなかったのが本音(笑)2012/03/02

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