パサージュ論 〈1〉 パリの原風景

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パサージュ論 〈1〉 パリの原風景

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  • サイズ B6判/ページ数 329p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000029605
  • NDC分類 944
  • Cコード C0010

出版社内容情報

ナチを逃れパリを脱出する際,バタイユらに託された膨大な断片群.19世紀の思想・芸術・物質文化に目を凝らし,実現しなかった歴史の可能性をさぐる本書は,20世紀の危機と希望の証言であり,21世紀への知的遺産である.

内容説明

19世紀の産業の振興によってパリに次々につくられたパサージュは、ガラス屋根でおおわれ、両側に商店が立ち並ぶアーケード街である。19世紀半ば以降、オースマンによるパリ改造によってブールヴァールが通され、パサージュはすたれた。この19世紀の商品世界の遺物ともいえるパサージュや変貌したパリに残るさまざまな過去の痕跡から、ベンヤミンは独自の思考を書きつらねていく。

目次

概要―パリ―一九世紀の首都(ドイツ語草稿;フランス語草稿)
覚え書および資料(パサージュ、流行品店、流行品店店員;モード;太古のパリ、カタコンベ、取り壊し、パリの没落;オースマン式都市改造、バリケードの闘い;鉄骨建築;セーヌ河、最古のパリ)