自我の起原―愛とエゴイズムの動物社会学

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自我の起原―愛とエゴイズムの動物社会学

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000027007
  • NDC分類 481.7
  • Cコード C0036

出版社内容情報

比較社会学の視座から現代世界を考察してきた著者が,「人間的自我」の探究のために遺伝子理論・動物行動学・動物社会学の領域に踏みこみ,「自我」成立の前提としての動物個体の行動の謎に迫り,自我の起原を探る.

内容説明

地球上に存在するあらゆる生命の歴史において、「個体」の発生とその主体化という出来事ほど画期的な事象はない。比較社会学のパースペクティヴから現代世界を考察してきた著者が、「人間的自我」の探求のために遺伝子理論・動物行動学・動物社会学の領域に踏みこみ、「自我」成立の前提としての動物個体の行動の秘密を探る。

目次

自我という都市
動物の「利己/利他」行動
〈利己的な遺伝子〉理論
生成子の旅―〈個の起原〉の問い
共生系としての個体―個体性の起原
〈創造主に反逆する者〉―主体性の起原
〈かけがえのない個〉という感覚―自己意識の起原
誘惑の磁場―〈他者〉の内部化
テレオノミーの開放系―個の自己裂開的な構造
〈自我の比較社会学〉ノート
性現象と宗教現象―自我の地平線

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シロクマとーちゃん

2
ごめん。途中で投げた。難しすぎるっしょ。2016/10/31

aoiringo

0
ニート代表?のphaさんがその著書でおすすめしてたので読んでみた。自我っていうと哲学か心理学かと思っていたが、予想斜め上の生物学だった。てかタイトルにばっちりかいてる。色々な学説を前提に書かれていて、よーわからんなぁと思うことしばしば……。しかし動物社会学なるものに興味が湧いた。名著といわれるものは、ジャンルの垣根なく読んでいきたい。2014/12/29

牛タン

0
ドーキンスの<利己的な遺伝子>理論の批判として、<利己的な遺伝子>というただ一つの原理で還元論的にすべてを説明しようとして、上位システムの創発的な自律化とテレオノミー的な主体性の重層化が考慮されていない点が指摘される。一方、筆者は生物が進化の中で遂げてきたという「創発的な(還元論では説明できない)」システムの形成を自明のものとして扱うが、これは果たして本当なのか?現時点での答えとしてはポパーの言葉を借りれば「答えることのできない問い」なのではないか?科学書籍の内容をかいつまんだだけのような印象を受けた2014/12/23

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