シボレート―パウル・ツェランのために

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シボレート―パウル・ツェランのために

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784000026765
  • NDC分類 941
  • Cコード C0098

出版社内容情報

今世紀最大の詩人パウル・ツェラン.デリダはツェランの詩集『閾から閾』に収められた詩「合言葉(シボレート)」を中心に,パリのセーヌ川に身を投じて死んだ,この悲劇的な詩人の作品を精細に読み解く.

内容説明

いまや今世紀最大の詩人と目されるパウル・ツェランも、デリダによるこのユニークなツェラン論によって紹介されるまで、フランスでもほとんど無名に近かった。ツェランの詩集『閾から閾へ』に収められた詩「合言葉(シボレート)」を中心、パリのセーヌ川に身を投じて死んだ、この悲劇的な詩人の作品を、デリダは精細に読み解く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポカホンタス

4
デリダのツェラン論、というよりも、詩論。ツェランに依拠しながらも、ツェランの文学から離れてデリダ節が炸裂する。先にデリダの解説本を読んでいたので、キーワードについてのおおよその理解はできていたせいか、意外に読みやすかった。分厚い『デリダ伝』によるとこの本はフランスでも非難轟々だったらしい。逆にアメリカでは大絶賛と。ツェランの詩をじっくり読んでからもう一度この本に戻ってこよう。2016/11/19

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