内容説明
海、川、陸の貝、1049種の採集のしかた、標本の作り方のほか、よく似た貝の見分け方を丁寧に解説。
目次
1 採集から標本作りまで(採集用具;採集の場所と方法;処理の仕方 ほか)
2 貝の見分け方(和名と科名;幼貝と成貝;形の似た貝 ほか)
3 貝の図鑑(海の貝;陸の貝;淡水の貝)
著者等紹介
行田義三[ユキタヨシゾウ]
1933年(昭和8年)、鹿児島県沖永良部島(和泊町国頭)に生まれる。1956年3月、鹿児島大学文理学部(生物学)を卒業。1956年5月から1993年3月まで、鹿児島県公立中学校教諭を務める。日本貝類学会、九州貝類談話会所属
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感想・レビュー
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もるーのれ
3
日本列島でも南の海に生息する貝を中心に纏めた本。本土近海ではなかなかお目にかかれない貝が多くて、興味深い。お値段もお手頃だし、写真が多くて分かり易い。貝種のある程度の絞り込みには十分使える。貝種の見分け方も丁寧に解説していただけているけど、巻貝はぱっと見は同じような見た目の貝が違う分類群に存在しているのがあったりしてて、奥が深い。2021/02/21
かば◎
0
図書館で借りて読む。逗子海岸で拾った貝殻の見分けに役立てようと思ったのだが、どうも載っている貝が南方系の貝が中心で、見慣れたものがなかったりする。奥付を見ると、著者は沖永良部出身で鹿児島で活動、版元も鹿児島の出版社で、要するに「鹿児島で採集できる貝」を中心に編まれているらしい。地元の貝を手軽に調べられる本を、手に取りやすい場所に置いといてくれよぉ……>逗子市立図書館 また、「採集と標本の作り方」は、生きている貝が対象。2016/02/19