内容説明
ノーベル賞をささやかれる女性科学者キャメロンは、医学が人を救うと信じていた。百戦錬磨の投資銀行家ブラインは、金こそ全てだと信じて疑わなかった。ある日突然いわれなき貶めを受け、キャリアを傷つけられるまでは…。雪降る夜のボストン。名誉をかけた戦いのため、二人の男女が小さな同盟を結ぶ―。対するは一千億ドル企業の製薬会社。果たして、最後に勝つのは、金か、真実か。
著者等紹介
ビンガム,ハリー[ビンガム,ハリー][Bingham,Harry]
1967年、イングランドに生まれる。オックスフォード卒業後、10年間にわたり、ロンドンを拠点に投資銀行家として活躍した。アメリカ、日本、ヨーロッパの大手銀行に勤務し、10億ドル単位の取引、ライバル企業の乗っ取り、そして企業倒産に関わり、銀行業務全般に精通する。1997年に退社し、難病に冒された妻の看病のかたわら、処女作である『マネー・メイカーズ』を執筆。現在は、妻、そして数を増やしつつある犬たちと一緒にオックスフォードに住み、執筆に専念している
山本光伸[ヤマモトミツノブ]
1941年、東京生まれ。国際基督教大学歴史科卒業後、出版社勤務を経て文芸翻訳家として独立。1996年には札幌にインターカレッジ札幌を設立し、未来の翻訳家を育てている。2001年には文芸学物の出版社(株)柏艪舎を設立
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