怪奇幻想小説シリーズ<br> ウィアード 〈2〉

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怪奇幻想小説シリーズ
ウィアード 〈2〉

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  • サイズ A6判/ページ数 346p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784915333750
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

拓也 ◆mOrYeBoQbw

24
米ペーパーバック傑作選。所謂近代アメリカで発行されていた娯楽月刊小説誌であるウィアード・テイルズの傑作アンソロジー。しかしラヴクラフトをはじめ、フリッツ・ライバー、ロバート・ブロック、R.E.ハワード、更に米劇作家の代表テネシー・ウィリアムズの短篇まで収録された驚きの一冊だったりします。エジプト女王ニトクリスを主人公にしたウィリアムズの短篇は既にデカダンの素養が垣間見え、収録作全て単純娯楽小説とは思えない技巧や筆力の高さを感じさせますね。ブロック作品がメタ的パロディが入って娯楽性高めかもです(*´Д`*)2019/02/20

内島菫

18
ラヴクラフトの「エーリッヒ・ツァンの音楽」は神隠しを逆から照らして見せた話のよう。つまり、人がいなくなるのではなく住んでいた街がなくなってしまうパターン。そのときしか行けない魔法のお店より少し規模が大きい感じ。作中では果たせていないが、語り手がもし窓から街中を見渡せていたら虚無の闇にぽつんと取り残された街の在り様が察せられたのではないだろうか。フリッツ・ライバーの「蜘蛛の館」は、成長剤がある男の身体と同時に彼のコンプレックスとミソジニーを肥大化させることで「成長」という概念まで皮肉られているようで面白い2020/06/17

ヴィオラ

6
備考◆「エーリッヒ・ツァンの音楽」H・P・ラヴクラフト/「蜘蛛の館」フリッツ・ライバー/「カシュラの庭」オスカー・シスガル/「黒い石の彫像」メアリー・エリザベス・カウンセルマン/「快楽の館」ラルフ・ミルン・ファーリィ/「チューリップの鉢」フィッツ=ジェイムズ・オブライエン/「死霊の丘」ロバート・アーヴィン・ハワード/「三毛猫」グレイ・ラ・スピナ/「忍びよる恐怖」ソープ・マクラスキイ/「ニトクリスの復讐」 テネシー・ウイリアムズ/「ノーク博士の謎の島」ロバート・ブロック2013/03/06

王天上

3
今現在、ウィアード・テールズに相当するものってあるかなと考えて、竹書房文庫の実話怪談シリーズがそれっぽいななどと思いました。2016/08/10

伊佐奈

3
じっくり読もうと思っていても、面白いからついついページをめくってしまい、あっという間に読了。ロバート・ブロックの意外な作品が見られたのが一番良かったかな。2012/08/28

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